中小企業の倒産スピード
どんどん倒産が増えてきているようです。ゼロゼロ融資の「元金」返済がスタートし始めたからです。いままで、元金支払猶予期限があり元金支払いが免除しれていましたが、今年に入り一斉に元金返済開始が始まりました。
事業再構築が進んでいない
元金返済までに事業を再構築し立て直す必要があったのですが、それもうまくできない中小企業は最終的に資金繰りに窮し、倒産という形になっているのだと思います。事業再構築補助金などありますが、私から言わせると形式に走りすぎていて、実際は使いにくいというか、制約が多すぎる。補助金を採択するために色々時間を要している感は否めない。事業再生なんて自力で知恵を出して、実行に移す経営者の覚悟が無いとうまく行かないものです。
「借りた金は返す」子供でも分かること
しかし、中小企業経営者の中には、売上高ばかりに気を取られて利益にあまり目を向けていない人が多い。借入金の元金返済は損益計算書には一切出てこないものとなります。会社は、残った利益額から銀行等への元金返済を行っていく必要がある点をもっと理解すべきです。もっと勉強すべきです。
利益を増す方法
①売上を上げる②固定費等のコストを減らす
売上は経営者が意識するところ。もっと②のコストを圧縮することを戦略的に中期的視点で進めて行くべきです。それが私が言っている経理DX化だったり、バックオフィスDX化、バックオフィスの業務改革なのです。それで一人当たりの生産性を向上させていくことで、少ない売上だけでも利益が増すようになります。損益分岐点が下がってくるってことです。
2023-04-24
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