DX化の要
それは自分の会社のバックオフィスの事務の流れがどうなっているかをフローチャート等に整理することです。それができないと、スタッフが何の目的で、どんな媒体(資料等)を使って、だれに資料を引継ぎ、仕事を完結しているのかが見えてきません。
最初にやること
業務フローを体系的に整理することです。これがとても時間とエネルギーが必要です。中小企業の場合これができる人材がいないので、DX化が一向に進まないことになります。だから、6か月とか期間を決めて外部の専門コンサルタントに委託した方が良いと思います。
次に置き換え作業
既存の業務フローが完成したら、次はクラウドやツールを導入し、業務フローを効率化すべてく「未来の業務フロー」を設計する必要があります。これこそ、外部のコンサルに委託して一緒になって自分の会社の未来の業務フローを構築していく必要があります。これを自力でできる中小企業はほぼ無いと断言します。反対にこれをやらずにkintone等のツールだけ導入して失敗した企業をたくさん見てきました。ツールはこの後です。
ツール導入とコンセプト決め
ツールを選定し、何を導入し、誰を責任者にしてどのように運用していくかというコンセプト(運用ルール)をまずしっかり決めておく必要があります。編集できる権限は誰が持ち、社内での操作研修をいつ誰に行うか等の段取りも含まれてきます。これでやっとDX化のスタートラインに立ったと言えます。
運用を通じて随時メンテナンス
メンテナンス(カスタマイズ)はとても大事です。クラウドツール、特にkintoneは随時カスタマイズして使い勝手の良いものに改修していく必要があります。その意味で社内に技術者を育てるか、外部とメンテナンス契約をしてバージョンアップしていってもらうか、これがDX化(生産性向上)への第一歩となります。
2023-12-06
東京中央経理DX化センター