経理DX化が進まない理由
本当の理由はわからないですが、中小企業の場合、以下の理由が挙げられます。
（１）経営者の経理業務関する無関心
（２）中小企業は人海戦術型なので、無人化・省力化・効率化はあまり興味が無い。それより売上。利益に意識が集中。
（３）中小企業のコスト負担力が乏しい（投資対効果が見えないので投資しない）
（４）税理士からのソフト選定強要（中小企業に経理ソフトのこだわりがない）
結局、経営者の意識が経理に向いていないといことです。それにバックオフィスの省力化や効率化もそれほど興味が無いということです。経理は、毎年決算書を税務署に出せればOKという意識の経営者がとても多いことも事実です。
その意味で、２年延長された「電子帳簿保存法」が悔やまれます。やっと中小企業の経理業務が「革新」できたはずなので、とても残念です。もっともっと日本がDX化していくためには、国が強制力を発揮して先導して行かない限り、いつまでたっても「電話とFAX」が横行する変な国（諸外国から見て）に成り下がってしまいます。インボイス制度は先送りしないと思います。国にとってメリットだらけだからです。免税の消費税を合計すると、どれくらいの税収が増えるか？とてつもない金額になると思います。それくらい個人事業主は楽していたってことです。これからは個人事業主だろうと売上１０００未満の小規模企業だろうと、節税目的の会社設立等の節税方法が封印されたことになります。
経営者は本来、株式会社等を運営し、納税する義務があります。節税は号俸ですが過度の者は良くないと個人的には思います。国家が衰退すれば法人も成立しなくなるのです。インボイスを延期することなく進めてほしものです。
2022-03-04
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