今、DXコンサルを数社実施させていただいています。この過程でネックになるのが「紙を社内から捨て去れない」ということです。理論上、すべての紙における仕事は廃止できるはずなのですが、それが中小企業の場合、できないでいます。
その理由を探っていくと、担当者の凝り固まった仕事に対する「紙神話」の存在があります。どういうことかと言うと、DX化の目的は「仕事のやり方を変えること」にあります。しかし、その目的を理解しないで、神を全廃しても、既存の業務フローを変えないことがメインとなり、結果「紙が必要」となるわけです。紙がないことを前提として、業務のやり方を抜本的に変えていく意識がとても重要です。
経理DX化にしても、バックオフィスDX化にしても、最大の障害(敵)は社内にいる人です。人の意識を経営者が確実に変えていくことができない限り、中小企業のDX化なんて夢のまた夢だと思います。
例外として、あら治療的にMFクラウド会計やkintoneを経営者がほぼ強制的に導入していくという手があります。kれが弊社が行った手法です。当然、仕事の流れをすべて変えていただきました。これにはそれなりのエネルギーを使ったことは言うまでもありません。
2023-07-20
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