コロナZEROZERO融資の恐ろしさ
新型コロナウイルス禍で売り上げが減った企業に実質無利子・無担保で融資する仕組みのことです。
日経新聞によると、日本公庫のコロナ対応融資は21年3月末時点で13兆8702億円(決定額ベース)にのぼるそうです。大半が実質無利子の条件を満たした「ゼロゼロ融資」とみられる。21年末から22年にかけて元本の返済が始まる企業が過半を占めており、返済に向けた収益力の回復が課題になる。
何が恐ろしいか?
最後の「21年末から22年にかけて元本の返済が始まる企業が過半を占めており、返済に向けた収益力の回復が課題になる。」という部分です。そうです。今までは利息支払いのみで良かったのですが、それが元金の返済がR22年に一気に始まるわけです。その大前提として、「収益力がコロナ禍前に戻ているか、それ以上に回復している」という前提なわけです。
しかし、飲食業を中心に、戻っていません。もう戻りっこないのです。それに元金支払いが加わると、一気に廃業に追い込まれる可能性があります。本来、融資は運転資金を借りてはいけないのです。従業員の雇用を保全するという名目は良いのですが、それよりも時代にマッチした事業転換を行い、不採算部門を一気に清算する等のリストラが2年前に必要だったのです。
今年、中小企業がゼロゼロ融資の元金返済にあえぐ姿を想像するだけで恐ろしいと感じます。
2022-02-21
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