経理担当者は「誰のために」仕事をしているのか?

経理担当者は「誰のために」仕事をしているのか?

この問いかけはいつも私の中で思っていることです。経理の業務って、「経営に直結している業務」だと思っているのですが、経営者も経理担当者も、そのようには思っていない現実があります。

経営者は、税理士に任せておけば決算等は乗り切れると思っています。経理担当者の役割は、面倒な紙の領収書や通帳の入り払いの伝票を正確に会計ソフトに入力さえしてくれればOKと思っています。それ以上は望んでいません。経営者も経理DXの意味(どれだけ有効か)が分かっていません。

また、経理担当者は、経理仕訳を作業と位置づけ、延々と仕訳入力を行い、時には月末月初に残業を行い、給与UPをはかります。その先に、自社経営のPL/BSを改善する工夫や、経理業務を含むバックオフィスの効率化を行う等の発想は全くなく、ひたすら紙資料を会計ソフトに登録していく作業に没頭しています。

このような中小企業の現状がある中で、「経理DX」とか「バックオフィスのDX化・無人化」とか言っても、現場は何一つ変わらないわけです。社内の全員の意識が「経営のスリム化に方向性に向いていない」わけです。

経営者が真剣にバックオフィスをDX化し、高付加価値で生産性の高い企業を作りたいのであれば、まずは「社内スタッフの意識をバックオフィスのDX化に向かわせるモチベーション」を醸成する理念やビジョンを浸透させる努力をしなければなりません。そうしないと、どれだけ良いクラウドツールを導入しても現場は何も変わらないと思います。

2022-06-28

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