１．経理担当者の役割を明確にする
経営者は経理担当者の仕事を洗い直し、仕事の役割を明確にしてその仕事をやってもらえるように指導する必要があります。経理担当者の仕事は、一般的に「仕訳記帳」「経費振込」「小口現金」「給与等の振込」「月次試算表の出力」「税理士との連絡役」などでしょうか？これにあと２，３個のジョブを追加して、財務担当者に昇格させるのです。
２．財務担当者の仕事
財務なので、「資金繰り管理」「管理会計」が加わってくると思います。資金繰りはまさしくお金の管理です。請求書が業者から届くと思います。売掛金の請求書を御社から経理が発行すると思います。その入りと払いを未来日付で集計していく作業です。それほど難しくないです。この仕事を経理担当者にやってもらうことが大事です。
３．管理会計の仕事は中小企業では無縁と言ってよいほどやっていない
管理会計って、財務分析みたいなものですが、経理データをcsv等で抽出し、経営者がわかりやすい経営指標に展開し、時系列（月次）に並べて分析し、投資等の意思決定に使っていく資料のことです。税理士さんは財務会計は得意ですが、当該管理会計ができない人がとても多いことが残念です。経営分析等の学問を学んでいないことが原因かと。
４．MFクラウド会計へ移行することのメリット
上記に、資金繰りや管理会計が、ほぼ簡単に実現できます。弊社ではMFクラウド会計から毎月の月次PL情報を抜き出し、kintoneで作成した月次経営分析レポートに流し込むと、一瞬で経営分析数値（％等）を表示できるように組み込んでいます。ほんと、一瞬です。それを見ながら毎月経営戦略を見直しています。
５．経理担当を財務担当者へ昇華させることこそ、経営者に力量に左右されます。
中小企業経営者の役割は、自社のスタッフの能力を徐々に高めて、経営者のブレインに仕立てあげていくことです。これに気づいた経営者は、今から経理担当者を財務責任者に昇華させていくstepを踏んでいきましょう。わからなければ、弊社の経理DXコンサルを受けてください。
2023-01-31
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