最近、動画やHPにDX化のことを記載している関係か、中小企業経営者からの相談や問い合わせが多くなってきました。しかし、聞いていくうちに、自社の経営課題がどこにあるのか？が全く具体化されていない「ふわっとした」内容がほとんどです。そんな場合「御社はバックオフィスや営業事務及び経理事務をどうしたいのですか？」と質問をするようにしています。
大半の経営者は回答できません。つまり、それほど困っていないわけです。現状の仕組みやシステムで十分問題ないケースがほとんどです。特に地方に本社を置く中小企業でDX化の問い合わせがあった場合、要注意だと思っています。地方の中小企業経営者は「DX化」という今はやりの言葉にどうしても対応したくて悶々としているのですが、DX化＝「業務の清算し絵を上げ、従業員の働き方改革」という意味をほぼ理解せずに、ツールを入れれば何か（それを全く理解していない。想像すらしていない）が変わると思っているようです。世の中にそんな魔法のようなものは皆無です。
何を言いたいか！
自社の経営でDX化がどのように必要となり、それをなすことでどれだけの生産性（一人当たりの売上高や付加価値）を上げることができるのか？という課題に対して経営者は真剣に対峙していく必要があります。課題なきところに成果は出ません。
2023-06-06
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