ある企業とでバックオフィスのDX化について、議論していたところ、ある担当者から「バックオフィスはどこまでの範囲を言うのか？」と質問がありました。バックオフィスの定義って明確にないのですが、私的には「事務、企画、営業など、会社の本社で行うすべての業務」と位置付けています。そのすべての業務をDX化していかないと、どこかの業務だけ旧来のままでは、会社の生産性という意味では片手落ちになるからです。
そうなると、すべての従業員を巻き込んだ業務改革が必要となることは言うまでもないです。この概念を中小企業の経営者や担当者が「持っていない」ことが、中小企業のDX化が進まない大きな要因のような気がします。
生産性や効率化と言う言葉は、簡単に発せますが、それを実践に移すという各論になると、ほぼすべての従業員は反対します。その反対意見に対して地道に説得し、未来により良い世界が待っていることを説くことも経営者の重要な仕事だと思います。
経理DXだけやっても会社はほぼ良くなりません。なんでもそうですが、全体視点で物事を考える習慣づけが必要となります。
2023-06-15
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