経理と数字と経営

お前、何言いたいの?と言われそうですが、経理担当者は経理仕訳処理をしていると、それが「経営に役立てる」ということよりも、「数字の処理」を行うことが主眼となり、経営的な数値に無関心になる傾向があります。経営分析とか経営指標とか、経営に関する数字は、経理マンから直接的に提案されることはほぼ無いと言えます。その理由は上記の通り、そもそもの素養・素質にそのようなスキルがないからです。

中小企業経営者は、経理マンの財務戦略や経営戦略を委託しても、それは徒労に終わります。そうならないためには、一から経営数字のことを叩き込んで育成していく必要があります。それには膨大な時間とエネルギーが必要です。

しかし、これを避けて通ると、結果は経営者本人に跳ね返ってきます。経営者が経営者である所以は、このあたりの感覚が誰よりも敏感であり、先を見通せる力量があるからだと言えます。担当者に申し訳ないですが、先を見通す力量が無くてもそれなりに仕事をこなしていれば給与をもらえます。

御社の経営風土を変えるのも、変えないのも、経営者次第。そのきっかけが経理DX化であり、バックオフィスのDX化にあります。

2023-08-04

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