財務会計と管理会計の違い

財務会計と管理会計の違い

私も会計のプロではないので正式な定義はわかりません。財務会計は「経理の仕訳」そのもので、税務署への税務申告書や銀行への提出する決算書などです。簡単にいうと、過去会計です。

それに対して、管理会計とはどんなものか。例として、部門別損益であったり、月次の財務諸表を時系列に整理し、経営指標等を駆使した経営会議等で使う資料などでしょうか。簡単に言うと、未来会計です。未来のことでもないのですが、経営者は経営判断する上で、経営数値を管理し、部門別の損益や会社の成長性等の指標をみながら、経営の方向性をコントロールしていく会計のことです。

中小企業で「管理会計」が出来ている企業はそれほど多くないです。顧問税理士が出来ない、もしくは、面倒等の理由で管理会計のアドバイスをしていないケースもあります。(きちんと提案している税理士さんもいますので、その点は誤解のないように)部門別の収益管理を行うということは、すべての経費を部門に配賦する必要があり、それは経理仕訳上、至難の業となります。とても面倒で時間と工数がかかるので、中小企業では導入されないことが多いですし、それに、部門別損益や経営指標分析など「不要」という中小期企業が大半だからでしょうね。

しかし、飲食業が多店舗展開している企業、1企業で異なる複数事業を展開している企業などは、管理会計を導入して部門別の損益を把握する経営を推進した方が良いと思います。

2021-08-10

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