「MFクラウド会計」+「経理記帳代行」の市場性は?
悲しいですが、今一つマーケティング的にうまく行っていません。記帳代行業者は世の中に、税理士事務所を含めてたくさんあります。競争が激しくレッドオーシャン市場と言えます。
しかし、「MFクラウド会計」+「経理記帳代行」に絞り込むと、極端に市場規模が狭まる気がしています。電子帳票保存法がR4年1月から施行されましたが、2年の紙保存猶予で白けた感じがします。これで経理ソフトのクラウド化やデータ保存の電子化が遅れることになります。
弊社が狙っている市場は、会計ソフトを既存型からクラウド型に移管する中小企業なのです。それらの企業は一気に増えると踏んでいたのですが、それほどでもない気がします。
今、弊社に委託していただいている中小企業の目的は、「経理ソフトをクラウド化する」という目標では無いです。会社全体の業務フローを180度変革するというものです。そのためにまず最初に取り掛かることは「経理ソフトのクラウド化」なのです。それがある程度できて来ると、バックオフィスや営業部門のデータを「紙を介せずに回す」仕組みを検討することになります。やがて、中小企業の業務の流れが、紙ではなくクラウドでデータ処理できるようになるので、生産性が飛躍的に向上し、企業の利益を強化することが可能となります。
この利益強化の体制を構築することが、今受託していただいている企業様の目標なのです。経理という狭い分野に拘っているわけではない経営者の全体視点からくる意思決定なのです。
社長さん、みなさんも視座を大きくして、経理部門業務を見てみて下さい。無駄な事務がとても多いはずです。
2022-01-19
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