借入金の返済猶予制度が中小企業をダメにしている

借入金の返済猶予制度が中小企業をダメにしている

最近、そう思う企業が多くなってきました。たとえば、借入金5000万円したとします。普通預金口座にいきなりキャッシュが5,000万円増えるのです。アホな中小企業経営者はその「残高」を見て、頭がマヒして来るようです。お金の使い方がとても粗くなります。精緻な戦略性もなく、結構太っ腹にお金を使い始めます。そこに来て、現金返済猶予が1年とか2年とかつくので、支払いが利息だけなので、普通預金の残高は減らないわけです。

しかし、恐ろしいことが今年から来年に起こるはずです。元金返済が例外なく始まっていくのです。そうなると、一気に借りたお金が減っていきます。本来は借入金は整備投資や優秀な人材を確保するための「投資資金」なはずなのですが、コロナ禍の融資は違います。「延命措置」です。単なるEND時期の先延ばしを国家ぐるみで行っただけです。業績が飛躍的に回復できない企業は、内部留保から借入金を返済することが出来ず、借りたお金で返済して行かなければならないわけです。

こんなこと、誰でもわかるはずなのですが、コロナ禍当時「借りれるだけ借りよう!」って借りた企業は借入金比率がとても高く、返済余力が出てこない中小企業ばかりです。

あちらこちらの中小企業で、恐ろしい結末が待っているのだろうなと想像するだけで恐ろしいです。だから、経理は経営戦略数値を分析する第一歩なんです。経理をクラウド化して、会社をDX化に転換しないと財務数値の分析もままなりません。早く経理DX化へ舵を切ることをお勧めします。(まあ、それだでは借入金体質は変わりませんが。。。)

2022-06-14

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